JRの定期券を買うまでの段取りが面倒くさかった
以前は浜松に住んでいたが、留学から帰国し昨年の10月に復学してからは実家から電車で通っていた。その後訳あって今年の1月から住む場所が変わったのだが、転居先の最寄り駅が実家の最寄り駅よりも東に、つまり浜松から遠くなって通学距離が伸びることになった。年内に新しい定期券を用意しておこうと思い、12月下旬に浜松駅の窓口に赴いた。
定期券取得までに行った場所を先に列挙すると
①浜松駅
***2日目***
②大学窓口
③以前住んでいたアパートの管理会社
④以前住んでいたアパートの大家さん
⑤大学窓口
***3日目***
⑥大学窓口
⑦自宅最寄り駅窓口
となった。
学校帰りに浜松駅の窓口で現在の定期券の通学区間を変更したいと申し出ると、
- 定期券の変更は一度解約して未使用期間分を払い戻し、再度新たな区間で書い直す扱いになる。
- 学生運賃での定期券購入には通学証明書の提示が必要である。
と係員さんから告げられた。
当然と言えば当然なのだが、通学証明書は通学区間が変わるごとに学校から発行してもらう必要があるということが分かった。
***ここから2日目***
翌日大学の当該窓口*1へ通学証明書の発行を依頼しに行ったところ、
- 通学証明書の発行を許可するのは「基本的に」実家の最寄り駅まで。
- 実家の最寄り駅より遠い駅からの通学証明書の発行には規定の文書にその事由を記述する必要がある。*2
とのことだった。
具体的な説明はしないが転居の理由は親戚の介護とか家族の異動とかとにかく複数の事情が重なった正当なものなのでその旨を渡された書面に長々しく書き出して提出した。
また通学証明書の申請には本来
- 学務情報システムで住所情報の更新
- 新居に住んでいることの証明(物件の契約書)
- 浜松に住んでいないことの証明*3
が必要とのことだった。
1つ目と2つ目については理解できるとして、3つ目については証明もなにも…という感想だった。しかし交通事業者に採算度外視の割引を強いる以上通学証明書取得には浜松に住んでいないことの証明が必ず必要とのことだった。
留学に際して浜松のアパートを引き払う際に転出届*4なる書面を大学に提出していなかったので、その書類に署名をもらおうと以前住んでいたアパートの管理会社へ向かった。
ここでは
- ここは管理会社ではあるが物件の所有者ではないので大家さんに直接問い合わせてほしい
とのことである。
管理会社と大家さんの不思議な分業体制に辟易しつつ次に大家さんに電話してみた。「帰宅は17時くらいになる」とのことであった。この時点で正午あたりだったがやむなく夕方まで待機していた。しかし17時という時間設定は私にとってはかなりギリギリだった。というのも大学における通学証明書の申請には、
- 午前中に申請されたものは当日16時以降受け渡し
- 午後に申請されたものは翌日以降受け渡し
という規則がある。この日のうちに窓口に申請できなければ次の日にまた申請のために窓口に赴かねばならない上に、この翌日は偶々5コマに用事があって窓口に行くことが出来ない。つまりこの日のうちに大家さんの帰宅を待ってサインを受け取り、窓口の閉まる17時15分までに申請を済ませられなければ通学証明書の受け取りが翌々日になってしまうのである。
どう考えても17時ちょうどに訪問しても間に合わないので、16時45分くらいに大家さん宅に伺った。焦りつつ玄関まで行ってみるとご家族と思われる方がいらっしゃったので声をかけてみた。事情を話してみると代理でも構わないとのことだったのでやりすぎなくらい感謝の弁を垂れてサインをもらい学校へ向かった。この時点で17時。そして大学まで自転車で15分の距離である。この道程を10分で駆け抜け、その疲弊具合に担当の方に若干心配されつつも無事(?)書類を提出。翌日の通学証明書発行を待つこととなった。
***ここから3日目***
翌日の午前中に大学窓口で念願の通学証明書を手に入れた。1日のスケジュールを終えた後電車で自宅に帰り、その後駅で新たな通学区間の定期券を購入した。
ここまで書いていて当時の面倒くさい思いや各種手続きの煩雑さを思い出して嫌な気分になった。仕方がないとは言え定期券1つ買うのに足掛け3日かかるとは思いもよらなかった。
結論:書類手続きは余裕を持って計画的に。思い立ったように年末にやるのは賢くなかった。